池上 晋翔(いけがみ しんしょう)様
「純米にごり活性生原酒」の商品名を、「池上 晋翔」様にお書きいただきました。
池上 晋翔 様からメッセージ
書は私にとって人生の羅針盤のような存在です。小さなころから書を通してたくさんの出会い・機会などのご縁を頂き、その中で自身の成長を感じてきました。私は会社員をしながらの書活動のため、書道を本業にされている人ほどの活動力はありませんが、これからも細く長く続けていきたいと思っています。
書はアナログの世界ですのでデジタル社会とは対極にあります。パソコンやスマホが普及し日常生活では手書きの機会が減っているからこそ、デジタルでは表現できない唯一無二が生み出せる書の魅力は今後ますます貴重になると考えています。
そして、私は通常の書作品は自分自身の分身だと思っていますが、日本酒の筆文字(デザイン書道)は商品の想いや魅力を代弁するためのツールだと考えています。書作品や筆文字は自分や商品の代わりとして評価されるシーンも見てきました。だからこそ、表現者としてこれからも練磨し続けていきたいと思っています。
純米にごり活性生原酒
純米にごり
ご説明
まさに「日本酒らしい日本酒」と感じるとても繊細な飲み口が印象的です。御出汁からこだわった和食と一緒に楽しめる一献だとお見受けしました。デザインとしては「繊細な日本酒らしさ」を表見することを意識し、線に細さを取り入れることで儚く繊細なイメージを取り入れました。
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純米 強力
ご説明
口に含んだ瞬間の程よいパンチの風味の後、何事もなかったかのように喉を通る飲みやすさが印象的でした。飲みやすいながらも適度な日本酒感があり、家庭料理との相性も良いことから日本酒の初心者の方にも手に取りやすい飲み口に感じました。
女性の目にも留まりやすい繊細で柔らかい線でさわやかに喉を抜ける様子をイメージし制作しました。
純米 山廃
ご説明
一口目は山廃(やまはい)特有のクセの強さを感じますが、二口目からはマイルドに感じるようになります。こちらの山廃のお勧めは絶対に熱燗です。常温や冷ではクセに感じることもある山廃の風味が、燗になることで「ひれ酒」を飲んでいるかのような魅力溢れる香りに変化します。鋭さのあった味もまろやかになり、寒い時期にピッタリな味わいに。
燗で飲んだ際の懐かしくなる素朴な甘さはにじみを使って表現しつつ、「まずは試してみて!」とラベルを通じて伝えるイメージで制作しました。
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純米 五百万石
ご説明
ほんのり甘い優しい飲み口が最初の印象でした。単体でもおいしいのですが私は食事と一緒に飲みたい日本酒としてお勧めしたいと思いました。お造りや焼き魚どちらでも合う飲み口ですので、このお酒の淡麗さを前面に出した魚料理の傍らにそっと並ぶ硬派なイメージで制作しました。
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プロフィール
池上 晋翔(いけがみ しんしょう)※名前は雅号です
1983年埼玉県蓮田市生まれ、兵庫県尼崎市在住。
一般社団法人日本書道院 学生部審査会員